WordPressの始め方。エックスサーバーでドメイン取得・手動インストール・ログインまでの手順

本格的にブログを始めてみたいなら、色々とカスタマイズができるWordPressがおすすめです。でも、無料ブログサービスに比べてブログを始めるまでのハードルが高いとも感じます。
初心者でも簡単にブログを始められるように、エックスサーバーをレンタルした場合のブログ開設までの手順を紹介します。
sponsored link
INDEX
エックスサーバーを選んだ理由
WordPress(ワードプレス)でブログを開設する場合に必要なのが「独自ドメイン」と「レンタルサーバー」です。独自ドメインはどのサービスを使ってもほとんど大差はありませんが、レンタルサーバーは大きくちがってきます。
有名どころのレンタルサーバーはこの3つでしょうか。ロリポップは月額500円からレンタルできて最安、シックスコアは月額1890円と高額ですが100万PVクラスの有名ブロガーも使用している高性能なサーバーです。エックスサーバーはその中間くらいの価格と性能です。
レンタルサーバー | 月額(税込) | 容量 | 転送量/日 |
---|---|---|---|
ロリポップ(チカッパ) | 525円 | 120GB | 10GB |
エックスサーバー(X10) | 1,050円 | 200GB | 50GB |
シックスコア(S1) | 1,890円 | 50GB | 50GB |
僕はロリポップでブログを開設したことがあります。月間10万PVに満たないブログですが、問題なく運営できましたしサイトの表示速度もそこそこ満足していました。
ただロリポップは一時期大量の不正アクセスにあったことがあるのでちょっと怖いですね。
【了解しました。そのあたりの判断もいたしますのでメールフォームに記載して問い合わせていただけますか?】 「えっ!?」と。。。。このチャットはロボットだったのか。。。 っと、思うくらいのマニュアル的な返答でした。。。
via ロリポップの一連の改ざんトラブルで大変なことになった僕の記録|すしぱくの楽しければいいのです。
レンタルサーバーは出し惜しみをせず、ちょっといいものを使った方がいいと思います。特に初心者はトラブルが起きたときにきちんと対応してもらえるレンタルサーバーを選びたいですね。
ではシックスコアはどうなのかというと、ブログを始めるにしては本格的すぎてお金がかかりすぎるんですね。
初期設定費用を含めると1年で28,980円が必要です。それがエックスサーバーでは15,750円で済みます。数十万PVの有名なブログでもエックスサーバーを使っているひともいるので機能的にも十分だと思います。
- ロリポップはセキュリティとサポート面で不安がある
- シックスコアはオーバースペック(高額)
- エックスサーバーはバランスがよく、必要十分
ちなみにエックスサーバーとシックスコアは同じ会社が提供しています。それぞれのちがいはこちらで紹介されています。
エックスサーバーに申し込む
ここからはエックスサーバーでサーバーのレンタルやドメインの取得などをしていきます。画像も確認しながら設定・手続きをしてみてください。
エックスサーバーにアクセスしてトップメニューバーの[お申し込み]をクリックします。
[お申し込みフォーム]をクリックすると新しいページが開きます。
ここで[新規申し込み]をクリックします。
「利用規約」と「個人情報の取り扱いについて」に目を通して[同意する]をクリックします。
「新規サーバーのお申し込み」にある[お申し込みはこちら]をクリックします。
任意のサーバーIDを入力します。IDは半角英数字及びハイフン記号(3文字以上、12文字以下)です。取得したいドメインと同じでいいと思います。
[検索]をクリックして「○○○は申し込むことが可能です!!」と表示されたらOKです。[お申し込み]をクリックして次に進みます。表示されない(IDに空きがない)場合は別のIDを入力しましょう。
「エックスサーバーお申し込みフォーム」に必要事項を入力します。
「プラン」は[X10]のままでOKです。[お申し込み内容の確認]をクリック、内容に間違いがなければ[お申し込みをする]をクリックすると完了です。
24時間以内にサーバーから設定完了のメールが届きます。僕の場合は数分で届きました。メールが届いてから最大10日間は無料お試し期間になります。
サーバーの料金を支払う
メールには[ユーザーアカウント情報]と[サーバーアカウント情報]などが記載されています。重要な情報になるのでなくさないように気をつけましょう。
さっそくですが、レンタルサーバーの契約を完了させるために料金を支払います。
トップメニューバーの[ログイン]をクリック、インフォパネル(InfoPanel)からメールに記載されている[会員ID]と[パスワード]を入力してログインします。
インフォパネルの[決済関連]にある[料金のお支払い]をクリックします。
[サーバーご契約一覧]の該当欄にチェックを付けます。[更新期間]を3ヶ月・6ヶ月・12ヶ月から選択、[お支払い方法を選択する]をクリックします。
支払い期間は12ヶ月がいちばん安くなっています。1年で最大2,520円(月210円)変わってくるので12ヶ月に変更しておきましょう。
支払いは「銀行振込」「クレジットカード」「コンビニ決済」「ペイジー」が選択できます。クレジットカードの自動引落しを選択すると、更新期間ごとに自動で更新をしてくれます。今回はクレジットカードにしました。
フォームに[クレジットカード番号]と[有効期限]を入力して[カードでのお支払い(確認)]をクリック、間違いがなければ[カードでのお支払い(確定)]をクリックして完了です。
続いて管理が楽になるように自動引落しの設定をおこないます。
[クレジットカードの自動引落し設定]をクリックして[クレジットカード番号]と[有効期限]を入力、[クレジットカードの登録(確認)]をクリックします。
自動引落しを設定するサーバーにチェックを入れたら、[自動引落しの登録(確認)]をクリック、[自動引落しの登録(確定)]をクリックすると完了です。
エックスサーバーでドメインを取得する
通常「独自ドメイン」はレンタルサーバーよりお名前.comやムームードメインなどで取得した方が安くなりますが、エックスサーバーのキャンペーンで独自ドメイン(.com/.net/.org/.biz/.info)が無料で取得できて、なおかつ契約期間中であれば更新費もかからないということなのでエックスサーバーで取得しました。
通常は[追加のお申し込み]から取得するので手順は変わりますので注意してください。
[各種お申し込み]から[キャンペーンドメイン]をクリックします。
取得したいドメインを半角英数字で入力します。末尾はこだわりがなければ.comがベターです。入力したら[ドメイン検索]をクリックします。
[キャンペーンドメイン申請]をクリックしたら完了です。
取得したドメインをエックスサーバーに設定する
インフォパネルのホーム[ご契約一覧]内の[サーバー]にある[サーバーパネル]にログインします。
[DOMAIN]にある[ドメイン設定]をクリックします。
[ドメインの追加設定]をクリック、取得している独自ドメインを入力して[ドメインの追加(確認)]をクリック、[ドメインの追加(確認)]をクリックしたら完了です。
サーバーパネルでこのようにドメインが追加されていたらOKです。
サーバーに設定が反映されるまでには数時間(最大で2日)かかります。
WordPressをサーバーにインストールする
ここからサーバーにデータベースを作成してWordPressを手動でインストールしていきます。自動で簡単にインストールできる機能もありますが、手動のメリットもあると思います。
- 接頭辞をwp_以外に設定できるのでセキュリティを強化できる
- FTPやMySQLの設定に慣れることができる
接頭辞というのはデータベースのテーブルのあたまに付く名前です。例えばwp_optionsなどというようにファイルが自動で作成されます。これは設定後に変更することもできますがインストール時に変更しておいた方が楽です。
また、失敗ができるインストール前にFTPなどを操作できるようにしておいた方が今後のためにもいいと思います。
MySQLを設定する
インフォパネル[ご契約一覧]にある[サーバーパネル]にログインします。
画面左側からインストールするドメインを選択[設定対象ドメインの変更]をクリックします。
[DATABASE]にある[MySQL5設定]をクリックします。
[MySQLの追加]をクリックします。
[MySQLデータベース名]は任意です。好きな名前をつけてください。
[文字コード]はUTF-8に変更しておきます。[MySQLの追加(確認)]をクリック、[MySQLの追加(確定)]をクリックします。
データベースの作成ができたので続いてユーザの作成していきます。
[MySQLユーザの追加]をクリックします。
[MySQLユーザID]は任意です。[ホスト名]はそのままでOKです。
[MySQLユーザの追加(確認)]をクリック、[MySQLユーザの追加(確定)]をクリックします。
[MySQLの一覧]をクリックしてデータベースにアクセス権のあるユーザを追加します。
先ほど作成したユーザを選択したら[追加]をクリックします。
[アクセス権所有ユーザ]に表示されたらOKです。
[MySQLの一覧]にある[MySQL5 ホスト名]はこのあとに必要になるのでメモしておきます。
WordPressを手動インストールする
WordPress日本語版の最新版をダウンロードします(今回は3.8.1)。ダウンロードしたファイルは解凍しておきます。
WordPressのフォルダ内にあるファイルをすべてコピーしてインストールしたいファイル(独自ドメイン)にアップロードします。
インフォパネル[ご契約一覧]にある[ファイルマネージャー]にログインします。
[ドメイン]と[public_html]をクリック、パスが[/○○○.com/public_html/]になったらOKです。[ファイルのアップロード]でファイルを選択してアップロードします。
ただ、サーバー内のFTP(エックスサーバーではWebFTP)はファイルをひとつずつしか選択できないので効率が悪いです。WordPressに関しては20のファイルがあります…。FTPは今後のためにもアプリなどを使用するようにしましょう。僕はFileZillaを使用しました。
[public_html]内に[index.html]というファイルがあるのでこれは削除しておきます。WebFTPではファイルにチェックを入れて[ファイルの操作]で[ファイルの削除]をクリックします。
[index.php]ではないので注意しましょう!
ブラウザにgakublog.com
などと入力してWordPressにアクセスします。403エラーで表示されない場合は/wordpress
を付け足して再度アクセスしてください。アクセスできたらwordpressのフォルダごとアップロードしてしまっています。フォルダの中身だけアップロードし直してください。
[wp-config.php ファイルが見つかりません。開始する前にこのファイルが必要です。]と表示されます。
[設定ファイルを作成する]をクリックします。
[WordPress へようこそ。]と表示されるので[さあ、始めましょう!]をクリックします。
データベース名、ユーザー名、パスワード、データベースのホスト名、テーブル接頭辞を入力します。
- データベース名はMySQLの一覧のデータベースを入力。
- ユーザー名はアクセス権を追加したMySQLユーザ名を入力。
- パスワードはMySQLのパスワード。
- データベースのホスト名は先ほどメモしておいたホスト名を入力。
- テーブル接頭辞は[wp_]になっていますが、セキュリティ面から任意の値に変更した方がいいです。
[この部分のインストールは無事完了しました。]と表示されたらOKです。インストールを実行しましょう。
さいごにサイトのタイトル、ユーザー名、パスワード、メールアドレス、プライバシーを入力します。
- サイトのタイトルはブログのタイトルですね。
- ユーザー名とパスワードは管理画面にログインする際に必要になります。
- プライバシーには[検索エンジンによるサイトのインデックスを許可する。]とあります。すぐに公開しない場合はチェックを外しておきます。チェックを外していると検索にはひっかりませんがアクセスすることはできます。
これでWordPressのインストールが完了しました!
あとは管理画面にログインします。先ほどのユーザー名とパスワードですね。
手順通りに設定をしていけばWordPressをインストールすることができたと思います。
今回は手動でインストールしましたがそこまで難しくなかったかと思います。僕は苦戦しましたが(笑)
ようこそWordPressへ